出口と新たな入口(400字のニューノーマル)Coronavirus
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新しい生活様式の中でも、う蝕予防対策の継続を
(一社)日本歯科医学会連合 副理事長
川口陽子新型コロナウイルスの感染対策として密閉、密集、密接の3蜜を回避するために、全国の学校は休校となりました。緊急事態宣言の解除とともに再開されましたが、集団フッ化物洗口を実施している学校では、飛沫で感染リスクが高まるのではと不安に思う場合があるようです。フッ化物溶液によるブクブクうがいは口を閉じて行うので心配ないですが、吐き出すときはしぶきが飛び散らないように低い位置で行うように子供たちに指導することが必要です。また、洗口液を紙コップに吐き出してティッシュペーパーで吸い取らせる方法もあり、継続してう蝕予防対策を行うよう助言することは重要です*。夏に向けて、「熱中症予防のために、起床時や就寝前にスポーツドリンクを飲みましょう」とするキャンペーンがあります。水分補給としては好ましくても、それが習慣になるとう蝕発生リスクは高まります。新しい生活様式に対する適切な対応について、歯科界が情報発信していくことが求められています。
(*www.kokuhoken.or.jp/jsdh/file/statement/statement_20200420.pdf)
(令和2年6月25日 記)