出口と新たな入口(400字のニューノーマル)Coronavirus
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企画趣旨
新型コロナウイルス感染症のパンデミックに対応し、時間的余裕もない中、3月に新型コロナウイルス感染症対策チームを設置し、責任をもって参加してくださった歯科有識者の先生方とともに情報発信を行って参りました。その結果、厚生労働省を始め、多くの団体や組織から情報リンクの要望を頂いております。
歯科における感染拡大への懸念も指摘される中、スタンダードプレコーションに加え、診療環境での、さまざまな工夫が行われたこともあり、歯科診療が原因としての感染拡大の情報もなく、どうにか無事にここまで来られたという感想です。地域での感染拡大状況に差がある中、地域の実情それぞれの医療環境に応じ、奮闘努力されているみなさまに敬意を表します。引き続き、感染防止に最大限の努力をお願いいたします。
緊急事態宣言の解除に伴い、社会は「出口戦略」などの言葉によって新たな希望と方向性を求め始めています。
そこで、日本歯科医学会連合の新型コロナウイルス感染症対策チームでは、「コロナ時代の新たな歯科システムを」のコーナーを設けて、今後の歯科での院内感染防止の提言を「新機軸 ―歯科における感染予防―」において展開しています。
この作業と並行して、今般、より幅の広い意見を求めて「出口と新たな入口(400字のニューノーマル)」を企画しました。
ここでは、多くの方々に、新型ウイルス感染症への対応を見据えた歯科の新しいさまざまな姿を400字で語っていただきます。
この400字シリーズがみなさま方にとって、新しい時代での価値あるものになることを願っています。令和2年6月5日
日本歯科医学会連合
理事長 住友 雅人
日本歯科医学会連合
将来構想検討委員会新型コロナウイルス感染症対策チームチーム長 小林隆太郎